竹の焼き畑2016

2016年度は春焼きと夏焼き、2段構えでのぞんだ「竹の焼き畑」。
島根大学の里山管理研究会、奥出雲町のダムの見える牧場との共働プロジェクトです!
◉活動予定掲示板はこちら
5月22日に春の火入れが終了、記録はこちら。
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8月6日に夏の火入れ(1回目)が終了、記録はこちら。
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9月3日に夏の火入れ(2回目)が終了、記録takeyakihata20160903はこちら。

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◉目的
†.人口減少下の中山間地における里山管理の手法を開発すること。
†.失われた伝統農法の再生を通して得られる知見・経験・データを基に、奥出雲発のアグロフォレストリー(農林複合経営)を築き上げること。
†.「教育・研究・市民活動」を入口として「竹と山の学校(仮題)」を主催しながら、出口として上記を視野にいれた経営を試行すること。

◉日程
≪4月≫ 牧場北西地の火入れ準備/粟の種子入手
≪5月≫ 牧場北西地にて火入れ、粟等雑穀種まき/竹林伐採/6月上旬にかけて粟の間引き
≪6月≫ カブ畑跡地カブの種とりと同時に大豆、小豆まき/竹林伐開
≪7月≫ 竹林伐開&火入れ整備/大豆、小豆、土用豆まき/
≪8月≫ 牧場カブ畑跡奥にて火入れ、カブ・蕎麦種蒔きと間引き/聞き書き調査
≪9月≫ カブ間引き/粟収穫/ダイズ収穫
≪10月≫ カブ収穫/雑穀・豆収穫/竹紙漉き
≪11月≫ 収穫物の調製、消費、加工、テスト販売/聞き書き調査
≪12月≫ 報告会/聞き書き調査/春焼きへ向けての竹林伐開
≪1~2月≫ 味噌づくり/聞き書き調査/春焼きへ向けての竹林伐開

火入れ地概図2016-07-20

【関連する他の活動】
◉在来作物調査(地カブ=年とりカブ・正月カブ/熊子/粟等)
†.島根大学、山形大学、鳥取大学の協力を得ながら実施する。
†.栽培を通じて得られる知見を失われた民俗知と照合することを前提に。
†.地カブの種取りと栽培、ならびに民俗(食利用、祭事等)調査研究。
†.失われた熊子の種子と記憶を探し出し、再生の道を模索する。

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◉環境民俗学※指向の各種調査研究活動
†.具体的には住民への聞き書き調査を行う。
†.環境民俗学については鳥越皓之の提唱した枠組みを用いる。生活環境主義をベースとした実践に重きをおきつつ、所有権、使用権、管理権などの権利の諸関係が自然と人とのかかわりの中では大きいという、その関係性を明らかにしていくこと。そのうえで、「環境保全における地域システムの役割を模索する。

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◉研修会・講演会・竹紙づくりプロジェクト
昨年に続き斐伊川流域圏で考え動くための連続環境セミナーとして実施を検討中。

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★参加希望やお問合せなど、お気軽に下記フォームからお送りください。

※フォームはこの事業終了とともに閉じました。