タケノコ山の春遊び2017〜食べたもの
3回ともに予定どおり催行しました。参加者はのべ47名。
今年は筍の時期が遅れているためか、とったタケノコは3回で大小10本ほど。タケノコ尽くしとはいきませんでしたが、料理は大変好評。タケノコの不足ぶんは、ヨモギやカブの茎立菜、スミレやツクシを使った料理でまかないました。
少しずつ加筆していきますが、牧場林野で春に食べられるものをあげておきます。
■ヨモギ
量がとれます。トリカブトなど間違えかねない毒草との見分け方を教えてとってもらいます。野生動物の糞があるところも避けます。つまり山ではなく野の方でとること。「新芽ですか?」という質問がありましたが、春に出ているものはほぼすべて新芽です。固くない柔らかい部分であれば、5月いっぱいくらいは旬といえるのではないかと思います。
そして、ヨモギでなくホウコをとってホウコモチをつくるのが次なる”夢”であります。
阿井のホウコはいまどこに?
ヨモギはロケットストーブで塩ゆでした後、すりこぎでペーストにして、チヂミに。韓国ではよく食べるということを後で知りました。熱で香りも立つし、子どもにも食べやすいものとしてより改良の余地はあるやに思います。
■ツクシ
大学生でも意外に「好き」「食べたことがある」人がいます。少数ですが。「好き」「食べたい」という1名(岐阜の山間地出身)は、軽く炒めて塩味が好みだそう。煮しめにするには手間もかかりますしね。はかまをとるのが手間ですが、動きまわってやや疲れた後にはよいです。野外の活動で「何もやることがない」と疲れが倍増しますので、作業そのものはたくさん用意しておくとよいですね。
■スミレ
今年は特に多い気がします。名称はわかりませんが、このムラサキのものが多く、取り放題といっても過言ではないです。
根まで食べられる種類かはわからないため、花と茎を添え菜として使いました。
盛り付けが乱暴です。改善していきます、すみません。
カレーは木次ヨーグルトを使っていますが、今回はトマトソースの量が多すぎたため、風味に貢献せず。乳清を使うのでもよいと思いました。
■フキ
フキノトウの花が散った後くらいの時期です。これからが食べごろか。そこそこあります。
■タラの芽
まだ出ていませんが、1〜2回のイベントで食べるくらいはあります。もっとあってもよいと思います。焼畑を重ねるうちに増えていくと思われます。
■茎立菜
温海カブの菜です。おいしい。花が満開になるころには苦味がましてきます。黄色いものがちらちら見えるくらいが旬。少量ならサラダでも。茹でると苦味がまします。さっと炒めるのがよいのかも。松江のボンテンピでトマトソースとあわせたパスタを食しましたが、素材をうまくいかせてないですね。
種取りに適したもの(カブとしても生育がよかったもの)が美味しいように思います。悩ましいところです。
■タケノコ(モウソウチク)
まだ白いものの上部は、とれたてなら、生でもおいしく、アクも感じないほど。昨年(2016年)より10日は遅れてます。
■コゴミ
まだこれからです。出ている箇所はいくつかあります。タラの芽同様、1〜2回のイベントで食べるくらいの量。
また、以下、ブログに写真とレポートを掲載しています、参考。
其の一
http://blog.canpan.info/omojiro/archive/237
其の二
http://blog.canpan.info/omojiro/archive/235
其の三
http://blog.canpan.info/omojiro/archive/236