令和4年冬の火入れは一旦下山。春へ向けて如何に

Omojiro/ 1月 24, 2022/ 焼畑/ 0 comments

1月23日(日)、冬の火入れ。報告については下のPDFをご参照ください。

 臨界点まであと少しでしたが、雨が激しくなる可能性や参加者の体力・安全等を考え中断、切り崩して火を止めました。登頂断念して下山とでもいいましょうか。引き返せる手前だったので。
 もう少しで火勢はさらにまし、4時までには最低限の予定までいけた可能性は低くはないです。が、いかなかった場合、鎮火まで手間と時間がかかること、相当に体力を消耗することとの天秤でいけば中止なのでした。問題は残ってしまった竹の山ですが、それは後日おいおい考え、計画することとします。

春へ向けて、今後のこと

 簡易報告にも記しましたが、春には今回の場所を含む20アールほどの細長く急傾斜(ほぼ崖)と山道からなる区画に火入れします。冬の火入れは春の火入れの防火帯形成を兼ねているのです。さて、同じことは春にはできない。あっという間に延焼してしまいます。レポートの写真にみるように、これだけの山を置くことは春についてはありえない。冬の今回の条件下では6時間かかって燃やしきれるかどうかというものですが、春なら1時間もあれば十分。熱量も10メートルと近寄れない輻射熱を発生させるでしょう。危ないったらありゃしません。

 この山を崩して、さらに移動させならして低くすることを春までにするか、1〜2回小分けにして消炭をつくる目的で焼いておくか。大別すればこの二択。両者混合とはなりますが、バランスが肝心です。伐っておくべき竹もまだ数十本あります。春なので、燃えにくいということはないとしても、伐採後3ヶ月は置きたいので、2月10日くらいまでに伐るべきものは伐り終えておくものです。
 また、竹林内にはこの冬に倒れた杉や竹が、架かり木状態でミシミシと音をたてている状況。これらを始末して心置きなくタケノコをとりたいですし、そうしておかねば危険で春の活動ができません。
 さらに、タンクの設置と給水。伐採が終わったところで1立米タンクをもうひとつ移動しておきます。

 おまけのようではありますが、雪が溶けて土が見えたところで、キクイモ掘りを。1月いっぱいに掘り出しておきたいところです。熟成されて甘みもましており、美味いやつが掘り出せるはず。

冬は天候がよければ週末の午後に活動します。日程などくわしくは奥出雲山村塾の活動案内、下のリンクからどうぞ。

出雲の山墾り〜竹の焼畑2022

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