たべること

食べることを見直す。

◉奥出雲町には「正月カブ」と呼ばれる地カブが古い調査記録に記されていますが、教育委員会はじめ地元では記録も記憶も残っていませんでした。然し、去る2016年1月、1年前から何かがあるはずと睨んでいた山あいに、「そりゃ年とりかぶのことだ」といい今でも大事にしているおばあちゃんにたどりつき、取材することができました。調査を行った山形大の江頭准教授によれば、全国でもこうした形で残っているカブは5箇所もなくどこも風前の灯火であること、くわえてこの某地の場合、民俗祭事と結びついているという点では日本で唯一のものであると。
 こうした調査活動を続けるだけでなく、本事業では価値を再認識してもらう場をつくり、人の輪をつくり、地域での保全へとつなげていく。またそうすることが、食文化全体の見直しと再発見につながることを意識して活動を続けています。

2017年度からは「森と畑と牛と」との協同で、「食べることは生きること」事業をスタートさせます。

◉断片的な残存をつなぐために、広域での調査を試みる。とくに採集草木については有効。候補地:美郷町、芸北、匹見、比婆、神石高原など。