循環型農業研修体験をあげていますが、どんなところなのか?をちらっとだけご紹介します。 (1)ダムの見える牧場……「山地酪農」。聞いたことありますか? 放牧酪農を山でやるといえばとらえやすいのかもしれません。奥出雲は役牛として牛飼いが盛んな時代がありました。子牛を買ってきて育てて売る。あるいは持っている牛を貸し出す。家々には自家用(耕作用)の牛がいたもので、いまでいえばトラクターが農家に一台は必須であるように、実用に供しているものでしたが、一方でその世話を通じて、心の絆のようなものが人と牛との間にはありました。数日牛の世話をしていると、人がひとりひとり性格も体力も違うように、牛にも一頭一頭の個性があり、人格ならぬ牛格のようなものの存在を感じるようになります。
この牧場を経営していらっしゃる大石さんご夫妻です。奥さんは広島出身、大石さんは松江市出身です。
(2)阿井の農村 こちらも牛ですが、肉牛です。そして牛糞を堆肥化して田んぼにいれておられます。堆肥センターでつくられたものを使う農家が多いなか、自家製、そしてはで干し。 こちらの農家は響繁則さんですが、森の名手・名人であり、原木椎茸栽培の達人です。山、田んぼ、畑、牛。 天候や時期によって作業はさまざまで流動的ですが、牛のお世話から、山仕事、畑仕事、なんでもありと思って下さい。
(3)そのたいろいろ 上のふたつを中心に考えていますが、移住してこられた自然農でおいしく美しい野菜をつくっておられる若い夫婦農家への訪問はじめ、臨機応変に対応させていただきます。