こうしゃはありませんが、風がそよぎ木もれ日がキラキラとどく木かげや、大きな切りかぶのつくえがあります。
 草のざぶとんは雨のあとや朝つゆでぬれているときもありますが、晴れた日の午後にはふわふわとしていて、ねころぶこともできます。
 ぎゅうしゃや大きなこやがいくつかありますが、ほとんどはいろんな木のもりと竹のはやしと草はらがひろがっています。小さなはたけもあります。

そんな「もりとはたけとうしのがっこう」、ちょっとずつはじめてます。ダムの見える牧場にて。

◆「牧場体験とバター作り」は、奥出雲町観光協会が窓口になっています。申込みはそちらへ。牛が好きな草ってなあに? さわることもできるの? など、聞きたいことがあればメッセージください。牛に聞いてみたりするのに時間がかかるかもしれませんので、お返事は気長にお待ちください。

◆山のなかを探検してみたり、土で絵を描いてみたり、木の実をひろって食べてみたり育ててみたり、竹を切ってコップをつくったり、竹で紙をすいてみたり、竹を燃やして炭をつくってみたり……そんないろいろは、このがっこうが窓口です。たんとうは面代(オモジロ)です。興味のある方はお問合せフォームからどうぞ。

誰もががっこうでならうこと〜その1ドングリの冒険

秋のはじめのころには、山栗をひろって食べてみたり。終わりのころにはどんぐりひろい。コナラ、シラカシ、スダジイ。

たくさんとれたら食べられるかな? 
春まで埋めておいたら芽が出るかな? 

誰もががっこうでならうこと〜その2道はつづくよどこまでも

みちの向こうにはなにがあるのかな。

ぎゅうしゃの向こうがわに見える山には、とおいとおいむかし、ひろいひろーい海をひとっ飛びで、すいーっとわたれる舟をあやつる、力もちで、少し泣き虫の神さまが、年に一度舞い降りて、この谷のいろんなどうぶつたちと会議をしていました。これは、このあたりいちばんの物知りだというタニグク(オオサンショウウオはむかしそう呼ばれていたようです)にきいたはなしです。

山には牛が放牧されています。近寄ってくることもあります。走り出すこともあるのでびっくりすることでしょう。牛が走るのを見るのはあまりないことでしょう。けっこう早いです。

焼畑や山で育てた豆は、ふつうの畑より庭のほうが育ちよいかもしれません。試してみませんか。山の一角に柵をつくって、そこで育ててみてもよいです。野生の豆もありますよ。

焼畑で育つアマランサス。雑穀をいっしょに育ててみませんか。何回かでもここに通ってできる人ならはじめてでもできます。失敗も苦労も多いですし、実入りは少ないかもしれませんが、おもしろさだけは格別。